2014年11月24日月曜日

ロドルフ・ガシェ・セミナー THE WIND OF THOUGHT: On Hannah Arendt

デリダやド・マンを中心とした脱構築の研究で有名な
ロドルフ・ガシェ氏のセミナーが今週、東大駒場で開かれます。
今日のデリダのシンポジウムでの講演も好評だったようですね。
僕もこのセミナーの末席に加わろうと思っています。

ロドルフ・ガシェ・セミナー
THE WIND OF THOUGHT: On Hannah Arendt
2014/11/25(Tue) 13:00~
東京大学駒場キャンパス コラボレーション・ ルーム2 (18 号館)

13:00 Rodolphe Gasché (SUNY at Buffalo), “The Wind of Thought”
(followed by responses and discussion)
15:30 Yusuke Miyazaki (Niigata University), “Arendt on Aesthetico-Political Judgment”
16:00 Hiroki Yoshikuni (University of Tokyo), “Romanticism in Transit”
16:30 Response from Gasché (followed by discussion)

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主催の方のご厚意で、ガシェ氏の講演原稿を
少し拝読させていただきましたが、
アーレントが『精神の生活』などで語る「思考thinking」について、
カント『判断力批判』と対照させながら論じる、
ガシェ氏一流の、明晰で刺激的な議論です。

アーレントやカントについて関心がある方に
興味深い講演であるのははもちろんのこと、
「思考とは何か」という根本的な問題についても
ヒントをもらえる内容だと思います。
迎え撃つ日本側の講演者を交え、
どんな議論がされるのか今からとても楽しみです。

平日の午後というなかなか参加するのが
難しいセミナーではあると思いますが、
ご関心のある方はぜひ足をお運び下さい。

ちなみに、ガシェ氏は最近、
興味深いドゥルーズ&ガタリ論を出版されたのですが、
それについてはまた今度。

2014年11月16日日曜日

高千穂大学総合研究所シンポジウム「21世紀における哲学的思考の射程―政治・経済・文化を結んで―」

さっそく告知です。

恐れ多くも、シンポジウムで登壇します。

11月29日(土)の14:30から16:30に
高千穂大学で開かれるシンポジウムです。
(追記: ポスターでは杉並区民に限定されていますが、
実際にはそのような限定はないとのことです。)

高千穂大学教授の齋藤元紀さんのお誘いで、
法政大学の大森一三さんと三人で、
哲学の視点から現代の政治・経済・文化について
論じてみようという企画です。

僕の題目は「代表制の危機と表象批判:
The Crisis of Representation and the Critique of Representation」です。
哲学史における表象概念の変遷をたどることで、
現代の代表制の危機を考えてみようという趣旨です。
どんなことを話すかはあらかたでき上がっているので、
そのうち発表要旨も公開したいと思います。

予約不要、無料ですので、おひまなかたはぜひ。

sokensymposium2014.jpg

ブログ始めます。

研究用のブログを始めます。

主に、読書ノートを公開したり、
告知をしたりする予定です。

長いものはブログ、短いものはツイッターという
使い分けになるでしょうか。

ブログ名はニーチェのとある断章から取りました。
ブログの細かい設定はおいおいしていきます。

細々と続けていければいいなと思っています。
どうぞよろしく。