2015年5月8日金曜日

書評: ニーチェの正義概念の研究動向 : 欧文文献 を中心に

大学の紀要に昨年度書いた書評論文が
ネット公開されました。
論文への直リンクはこちら(PDF)。
リポジトリのページはこちら

ニーチェの「正義Gerechtigkeit」概念に関する研究動向を
簡単にサーベイするとともに、
最近の研究書を二冊、紹介しています。
ご関心のある方はご笑覧いただければ幸いです。

書誌情報は以下の通りです
(えらく長い論文名になっています...)。

大久保歩、「ニーチェの正義概念の研究動向:欧文文献を中心に
デヨン・ヤン『フリードリヒ・ニーチェの哲学における正義の概念の問題系』
Yang, Dae-Jong, Die Problematik des Begriffs der Gerechtigkeit in der
Philosophie von Friedrich Nietzsche, Duncker & Humblot GmbH, Berlin, 2005.
イェンス・ペーターセン『ニーチェの正義の天才性』
Petersen, Jens, Nietzsches Genialität der Gerechtigkeit, De Gruyter
Rechtswissenschaften, Berlin, 2008.」、『メタフュシカ』、45、2014、139-145。

2015年4月10日金曜日

代表制の危機と表象批判

昨年末の高千穂大学でのシンポジウムで
話した内容を論文にし、
高千穂大学総合研究所の紀要に載せていただきました。
その論文のPDFを公開します
ご笑覧ください。

政治の代表制の問題を、哲学の表象概念から
考察するという内容です。
主に、プラトン、ルソー、ニーチェを参照しました。
一般向けの講演がもとになっているので、
入門的な内容になっていると思います。

書誌情報は以下の通りです。
大久保歩「代表制の危機と表象批判: The Crisis of Representation and the Critique of Representation」、『総合研究』、28、2014年、5-20。


2015年2月1日日曜日

発表資料 高千穂大学総合研究所シンポジウム「21世紀における哲学的思考の射程―政治・経済・文化を結んで―」

このプログもずいぶん放置していました。
ポツポツ更新していきたいと思います。

今さらですが、昨年高千穂大学でお話ししたときに使った
パワーポイント資料を公開します。
ご笑覧下さい。

「代表制の危機と表象批判」という題で、
政治の代表制と哲学の表象を関連させて
プラトンとルソーとニーチェについてお話しました。
一般向けということで、入門的な内容になっています。